沖釣りのルール


さて、きのうのエントリーで、釣り座の両隣を貸し竿の方々に挟まれたことを書きました。
キスやアジ釣りと言うのは、簡単なイメージがあるのか、初心者の方と隣同士になることが、ごく普通にありますが、きのうはちょっと頭にきてしまいました。

ワタシの右手に座った、おじさん4人のグループ。
駐車場で、みんなでサビキのコマセカゴを用意していたところ、なか乗りからビシを使うと聞いて驚いてました。(この時点ですでにイヤな予感がしてたんだよね)
ポイントに着いてからは、酒を飲んだり、吸い殻を海に捨てたり(なか乗りに注意されてた)と、マナーがあまりよろしく無い。
ま、そんな調子なので、オマツリを頻発して、船長となか乗りが仕掛けをほどくのに手こずってましたよ。
なかにひとりだけ、自分のタックルを使っている人がいたんだけど、あんまり面倒見てやらないんだもんなぁ。

仲間内だけでしていたオマツリの被害が、ついにワタシのところにもきました。
かけた魚が走って、ワタシの道糸にグルグルグル。
早く魚を上げればいいのに、オマツリしたもんで、上げていいものか迷ってしまって、さらに状況はひどくなるばかり。
「魚逃げちゃうから上げちゃっていいですよ。」と声をかけてあげて、やっと取り込むことができました。

おっ、まあまあサイズ、なんて言ってる場合じゃありません。
すかさず、なか乗りが仕掛けをほどきに来てくれますしたが、さすがにちょっときびしそうな感じです。
仕掛けの予備を持ってるか聞くと、持ってないとのこと…。
どおりで、オマツリのたびに時間をかけて丁寧にほどいていたわけだ。

こちらは、残り時間が少なくなって、大型が狙えるポイントに移ってきたところだったので、1投でも余計に投げたいところをしばらく仕掛けを落としたまま待たされました。
もう、イライライライラ。
やっと仕掛けがほどけて、さあ再開と思ったら、なんとビシが根掛かってるじゃありませんか。
何度も糸を張ったり、ゆるめたりしてみましたが、はずれる気配がありません。
(ったく、グズグズしてっから、根がかっちまったじゃねぇか。カゴ無くすと金払わなきゃなんねぇんだぞ!)

そうこうしているうちに、あげてくださ〜いと言う、移動の声が。
船長、ちょっと待って!
と思った時に、ビシが軽くなり、根掛かりがはずれました。
あぁ、よかったと思ったら、なんかビシが右に引っ張られてるよ?
おいおい、またオマツリかよ。
と思った瞬間、フッとテンションが無くなり、上がってきたビシを見ると、仕掛けの途中からラインが切れてました。
そして、ラインとともに、ワタシも切れました。


初心者も経験者もオマツリはお互い様なので、小うるさいことは言いたくないんだけど、一応みんなで船に乗って釣りに出るんだから、事前にどんな釣りをするとか、予備の仕掛けを用意するとか、最低限の準備はして欲しかったなあ。
経験者がひとりいたわけだから、そのへんはマイタックルを使ってたおっさんがしっかりするべきだ。
面倒見れないんだったら、ひとりで来い。

と言うわけで、みなさん楽しい沖釣りライフを!
あぁ、ビシ代払わずに済んでよかった。ほッ。